人気作家みちきんぐの初単行本『性活週間』が実写化されたこの作品は、可愛いエロヒロインたちが禁欲部で繰り広げる笑いあり、興奮ありの物語だ。原作を知る人も知らない人も楽しめる内容であり、特に小花のんと倉本すみれという旬の女優が共演していることから、視覚的にも楽しめる。とはいえ、濃厚な絡みを期待すると肩透かしを喰らうかもしれない。しかし、原作の世界観を忠実に再現した点は評価できる。主人公の祐子が性教育に芽生える関心を見事に演じた柏木こなつは、彼女の成長を通じてのセックスへの興味が描かれている。四人の女優たちが最初は否定的だったセックスに徐々に虜になっていく姿は、傑作とも言える。個人的には花柳杏奈さんがメインで嬉しかったが、他の女優の毛の処理については賛否分かれるところ。まさに極端な表現が魅力の一環。今後の展開に期待が高まる素晴らしい作品だ。